いよいよ彼との結婚指輪を選ぶ時が来ました♪
毎日、何十年と着けるものだからこそしっかり知識を深めて、後悔のない選択をしたいですよね!
そこで今回は、元ジュエリーショップ店長の筆者が結婚指輪を選ぶ5つコツをご紹介します!
彼を連れて行くのは3店舗まで
これ、めちゃくちゃ大事です。
この流れが一番おすすめです。
- 予めSNSやゼクシィなどで各ブランドをチェック
- 気になるブランドを彼女が一人で下見に行き、カタログを貰うなどする
- 3店舗に絞り、彼とまわる
これが彼と楽しく、疲れずに回るコツです。
意外とジュエリーショップで喧嘩になるカップルさんは多いんですよ。
彼女さんからすると、結婚指輪選びは式場選びと同じくらい嬉しいものです。
大好きな彼とデートしながら、キラキラしたジュエリーショップを周るのは非日常でとても幸せな時間です。
しかし、男性は女性ほどではありません。
残念ながら、「どれも同じに見える・・」と思っている男性がほとんどです。
面積の広いお洋服とは違い、せいぜい3~4mmの小さな面積の似たデザインを選ぶのはとても不得意です。
そしてしっかり接客を受けると1店舗でだいたい1時間~はかかります。
もうそこで男性は飽きて疲れてしまい、途中スマホをいじったりよそ見をしたりしがちです。
何だか他人事のような、どうでもよさそうな態度の彼に彼女の怒りは爆発・・・。
と、せっかく楽しい結婚指輪選びが大変なことになってしまうので彼女は必ず下見しておきましょう。
デザイン
ネックレスやピアスとは違い、常に視界に入る手元のリング。
料理をする時、パソコンを触る時、常に私たちの視界に入ってきます。
女性はネイルと同じ感覚と言ってもいいでしょう。
自分の手元を見るたび、「可愛い♡」と思えたり「よし!仕事頑張ろう!!」と思えるような自分が気に入ったデザインであることが一番です♪
金?プラチナ?素材はよく考えて!
近年人気の高いゴールド系の結婚指輪。
ファッション性も高く、ゴールドやピンクゴールドは肌馴染みがいいのでとても着けやすい色味です。
しかし、「持ってるアクセサリーが全部ゴールド系だから、結婚指輪もゴールド!」と安易に決定している方が多く見られます。
私もファッションジュエリーは全てゴールドですが、ブライダルリングはプラチナにしました。
結婚指輪をゴールド系にしようと思ったら、まずは自問自答してみてください。
- 年を重ねた時もピンクゴールドやゴールドを着けられるか
- 男性は営業・販売・サービス業など人対人の仕事で華やかなゴールドがマイナスの印象にならないか
- 飽きが来ない自信があるか
上記3つは、ゴールド系の結婚指輪をご要望のお客様に私が必ず聞いていたことです。
この3つの質問をするとほとんどのお客様が迷われ、7~8割の方がプラチナに変更されていました。
複数所有しても良いファッションジュエリーではなく、一つの指輪を長く、毎日、様々なシーンに着けて行くことになるのがブライダルジュエリーです。
逆にそれでも私はゴールド系がいい!と言い切れる方は迷いがないので、ゴールド系にした方が後悔のない買い物が出来ます☆
ホワイトゴールドはメッキが剥げます
白さが美しく、プラチナに比べて安価なホワイトゴールド。
ジュエリーショップでは「K18WG」と表記されています。
見た目ではプラチナと違いが分からないので安い方を選びがちですが、ホワイトゴールドはメッキです。
18金なので、中身はゴールドです。
ゴールドに白いコーティングをかけていて、使っていると特に手の平側が擦れるのでどんどん黄色くなってきます。
修理でコーティングをかけ直すことは出来ますが、各ブランドの保証内容によって有料か無料か変わるので確認しましょう。
価格
次に価格です。
ブライダルジュエリーは価格が本当に様々です。
同じ「PT950(プラチナ95%配合)」の素材でも、価格は全然違います。
理由はいくつかあります。
- 有名ブランドはネームバリューが上乗せされている
- 同じリング幅でも厚みが違う
- 似たデザインでも細いリングは安くできる
- 製造方法によって価格が変わる
- 自社工場があるかどうか
このあたりがメインかなと思います。
1:アパレル業界と一緒です。誰しもが知っている有名ブランドは、それだけで価値がありステータスとなります。その分金額が上乗せされます。
2:たとえば同じ3mm幅のリングでも、厚みを薄くすればプラチナが少なくて済むので安く仕上げることが出来ます。ただし金・プラチナは柔らかいので薄ければ薄い程変形しやすくなります。
変形した場合は修理になりますが、変形の度合いによって修理不可の場合もあります。
使い方にもよりますが、特に重たい荷物を持ったり、車のハンドルを握る時に力が入る男性はより変形しやすいです。買う時に安く買っても、結局修理代や、修理不可の場合は買い直し、もしくは有料での新品交換になるので結局は高くついてしまう可能性があります。
素材自体が元々柔らかいので、「厚いと変形しない。」という訳ではありませんが、ある程度厚みのあるしっかりとした造りのリングの方が変形の可能性が少ないと言えます。
3:リングが細い場合も2と同様です。
4:リングには大きく分けて鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)という作り方があります。その中でも大量生産出来るリングは安く出来ますが、サイズ直しが出来ない場合もあるので注意が必要です。サイズが変わった時には有料での新品交換もしくは全く別の物を買い直しになります。
5:自社工場を持っている会社は日本に3ブランドあります。(2018年時点)
TSUTSUMI、アズミエステール、festariaです。自社工場で製造から販売まで一貫して行っているので、品質が良い物が相場より手頃な価格で販売されています。
サイズ直しが出来るか確認しよう!
結婚指輪にはデザインや製造方法によってサイズ直し出来ない場合があります。
その場合には新品交換という対応になります。
新品交換とは、好きな物と交換出来るわけではありません。
サイズが合わなくなった場合に、サイズ直しが出来ないリングは同じリングでサイズを交換するということです。
その場合のデメリットは、
- 有料で数万円掛かってしまう
- 今まで使ってきた愛着のあるリングとの交換になる
- 買ったリングが廃盤になっている場合は交換すら出来ず、全く別物を買い直すしかない
ということです。
まず、新品と交換するためにお金がかかります。
その金額はリングのデザインや、各ブランドによってかなり開きがあります。
私が働いていた2018年頃は、各ブランド約30~50%が新品交換の相場でした。
たとえば、
1本8万円でサイズ直しが出来ない結婚指輪を購入
⇓
5年後太ってしまい、リングが入らなくなり新品交換を希望
⇓
その時に購入したリングはまだ製造しているが、プラチナが値上がりし1本10万円に価格変更されている
⇓
購入時の金額ではなく、現在の価格の50%かかるので新品交換に5万円かかることになった
こういうことが起きてしまいます。
購入時1本10万円のリングと悩み、安さ重視で8万円のリングを購入したのに、結局サイズ直しが出来ないことで高くつく場合があります。
必ず、サイズ直しが出来るのか?出来ないけど気に入った場合はいくらかかるのか?を必ず聞きましょう!
アフターサービス
ブライダルジュエリーは毎日、何十年と着ける物だからこそ、アフターサービスはとても重要なポイントです。
結婚指輪は基本的にはどれもシンプルです。
正直何店舗回っても似たデザインが多く、違いが分からないことの方が多いと思います。
デザインも似ていて、価格も同じくらいの時に迷ったらアフターサービスがより手厚い方のブランドで購入しましょう。
保証内容はブランドによってかなり大きく差があります。
またなるべく全国展開している店舗数の多いブランドの方が、引越し先にもそのブランドがある可能性が高く、メンテナンスしやすいのでおすすめです。
見すぎは注意!これでいいや、になる前に購入を。
最後はこの「見すぎないこと。」がポイントです。
「これでいいや。」じゃなくて、「これがいい!」と思えた時が決め時です。
2017年のゼクシィさんの調べによると、見て回る店舗の平均は4店舗だそうです。
もちろん、一生に一度の結婚指輪選びなのでたくさんのブランドやデザインを見て回りたいですよね♪
私がお伝えしたいのは、”気に入った物があった時は、無理して他を見なくてもいい”ということです。
店舗数をまわりすぎると、疲れてしまうのと、それぞれいいところがあるので考えが煮詰まってしまうんですよね。
「見すぎてもう訳分からん。」「どっちでもいいや。」「もうこれでいっか。」
こうなってしまうと、もう投げやりに選んでしまいます。
せっかくの楽しい結婚指輪選びの思い出が、喧嘩もしてしまいすごく疲れたという思い出になってほしくないのです。
3,4店舗回ることが出来れば、デザインや価格、保証の違いなどしっかり比べることが出来るので安心してくださいね♪
まとめ
いかがでしたか?
一生物だからこそ、コツをしっかり抑えて楽しく選びたいですね♪
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
明日もよい一日となりますように☆
ちさ吉
コメント